沖縄を初めて訪れた人は、あのムワっとくる湿度に驚くと思いますが、

コンクリートの建築郡にも驚かされます。

かく言う私は中学時代から本土だったのですが、木造の住宅にはビックリしました(笑

最初建造中の木造住宅を見たとき、友人に「あれは祭りの櫓なのか」と聞いたくらいでした。

 

 
沖縄には、本土には見られない独特のコンクリート建築が数多く存在します。

強い日差しが織り成す深い影とコンクリートが、沖縄の風景を更に独特なものにしています。

 

1階を駐車場とした、ピロティ形式の住宅(沖縄は電車がないため、車が不可欠)

なぜこれほどまで多いかというと、戦後アメリカ軍が敷地内に建設したコンクリート建築からの影響が大きいです。
前回のブログにも書きましたが、これほどまでに普及したのは、もちろん台風の被害を防ぐためでもありますが、

石文化がすでに存在してたからであろうといわれています。

沖縄において、コンクリート住宅の普及に努めたのが、沖縄の建築家、故仲座久雄氏です。

しかし沖縄の日差しではコンクリート住宅はものすごく暑く、彼は「花ブロック」を考案しました。

強い日差しを防ぐだけでなく、湿度がものすごい高い沖縄ではかなり有効な通風が確保できます。

彼個人のの設計事務所も、花ブロックを多用した独特のデザインとなっています。

 

彼の功績は、こうした新しい建築の普及活動や設計だけでなく、

1949年の円覚寺放生池の埋立てに対する座り込みの抗議活動にみられる、歴史的建造物の調査・研究・復元などの活動は現在、大きく評価されているようです。

この花ブロックが、戦後の沖縄の建築風景を更に独特のものとしていきます。

90年代くらいから廃れていったこの花ブロックですが、最近になってまたよく使われるようになって来ました。

意匠として、表現上更に豊かな表現となっていきます。

もちろん近年の表層のデザインからの大いな影響があるでしょう。

 

 

この花ブロックを使用した最大例にして最高傑作は、名護市庁舎だと思います。

 
名護市庁舎に関しては、沖縄建築のブログの最後に書きたいと思います。

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