沖縄の建築物で唯一DOCOMOMO125に選ばれた教会です。
設計は片岡献ですが、SOM(アメリカの組織設計事務所)の協力を仰いでいるようです。
竣工は1958年。
ご覧の通り、小高い丘の上にあり、周囲から一際目立っていました。
車からこの通りの向こうに見つけたとき、感動しましたね。
この当時、アメリカ軍による教会の建設が多かったようで、小高い丘が比較的良く選ばれたようです。
入口はこの反対側にありまして、こじんまりとしたとてもいい感じの大きさです。
こじんまりとしたスケール間が、個人的に東京にあるライトの自由学園を想起させました。
軒先を赤く塗装し、水平性をかなり強調しています。
回廊式の中庭がありまして、ガラス窓を開けたり、コンクリートブロックを使用して通風を確保しようとしています。
沖縄は風が吹かないとものすごい暑いですからね。
礼拝堂に向ってゆるいスロープになっているのが分かると思います。
礼拝堂内部は畳方式になっていますが、これは、ある人から聞いた話では島原のキリスト教から来ているようです。
外観からも分かるように、祭壇に向って高くなっており、逆パースペクティブを描いております。
細い梁が非常にリズミカルですね。
祭壇の左側にスリットが設けられ、光が差し込むようになっています。
やはりこの建築の一番の特徴はこのステンドグラスでしょう。
こちら北側になっていますので、強い日差しは差し込んできません。
とても開放的で、大迫力のガラスから与那原の町が一望できます。(実際はもっと明るいです)
モンドリアン風の窓のデザインや、細い柱の間を更に2重に細い柱で分割し、
横長と縦のガラスの表現で、とてもリズミカルですね。
他の沖縄のモダニズム建築とは違う、アメリカ的なカラッとした印象でした。
築50年ほど経ち、コンクリートの劣化が心配されます。
ただでさえ、潮風が吹いてくるでしょうから。
戦後、この当時おそらく周りには建物は焼け果てた後で、現在のようではなかったと思います。
どれほどの人が礼拝に来たか分かりませんが、精神的なシンボルとなってたのでしょうか。
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