友人の建築家(もちろん現地の人)が個人的に手掛けた小さなオフィスを見に行きました。
既存の建物に新しく付随させたものですが、HOTARNYC( (ロシア語がうまく書けませんが、会計事務所という意味)
の機能をさらに追加したものです。
大きなシリンダーのボリュームを壁に突き刺したわけですが、実は真っ直ぐでなく、左側に45度になっているのです。
(ただし円形の右半分は真っ直ぐ)
足元の階段に後から身障者用のスロープをつけるようです。
このスロープと既存の階段、三角形のトップライトが、円を中心に回転していくようなイメージでしょう。
外壁はアルミパネルで、こちらの新しい建築はほとんどこの材料ですが、よく張り合わせたなという印象でした。
(実際近くで見るとぼろぼろである)
パネルは現場で職人が手で曲げたそうです。
大きな特徴は、この大きなガラスの窓です。
こちらではあまり大きな開口部は用いません。
もちろん冬の寒さもありますが、壁に囲まれた空間に慣れているため、大きなガラス面はあまり好まれないのです。
中からガラス面全体を撮るのを忘れていましたが、内部は12㎡程度でとても狭いです。
しかしこの大きなガラス面により、圧迫感はなくなり、開放的な空間となっています。
北側に面しているため、日差しも入ってきません。
働いている人に聞いたら、何の問題もないとのことでした。
この建築を見て私は、メーリニコフのゴスプランを思い出しました。
(写真はネットより)
実際出来上がったものを見る前、彼が図面やパースを見せてくれたのですが、
その際、このロシア構成主義の影響(特にこのシリンダー形状のボリュームに関して)が無意識にあるのではないかという話をしました。
既存のコンテクストに、純粋形態のボリュームを差し込む手法は、いわゆる異化作用と呼べるものでしょう。
実はこのような建築はここアルマティにはほとんどなく(上げるとすれば知る限り1つだけ)、とても興味深いプロジェクトと言えるのではないでしょうか。
ただ彼とはそこまで深く話していないですけど(笑
それとやはり小さなものは、細かい点まで目が行き届くので、いいなぁ~と思いました。
もちろんこの後、彼とシャスリックとウォッカを飲みに行きました(笑
広告