沖縄から福岡に行き、そのまま博多駅から友人の奥さんと一緒に、大分までやってきました。

 

大分市はおそらく人生で初めてです(以前は湯布院など)

友人にお願いしてどうしても旧大分県立図書館(現アートプラザ)を見たかったのです。

 

最初の訪れたのは確か大学3年生だったような気がします。

あの当時は改修前で、その向こうに医師会館もありました。

 

色々改修されていましたが、やはり当初のコンセプトは当然そのままです。

中に入り、初めて竣工当初の姿を見たような気がしました。

多くの模型があり、非常に楽しめて吟味しました。

東京都庁のコンペ案などは模型を始めて生で見て、外部にイベント広場があるのを始めて知りました。

ちなみに都庁のコンペ案の断面図は、未だに私に大きな影響を与えています。

いつの日かこれを超える建築図を作ってみたいものです。

 

残念ながら中は写真はとってもいいのですが、ネットなどにはアップしないよう念書を書かされました。

ちなみに館内の案内者から「磯崎先生のお弟子さんですか」と聞かれたので、「弟子の弟子です」と答えました(笑

 

 

 

カウンタープロポーザルとしての「切断」やプロセス・プランニング、構造壁にはさまれたトップライトのみの空間など、色々ありますが、個人的にはこのキャンチレバーにつきます。

これを見るだけで背筋がゾクゾクきますね。

 

その後、初めて岩田学園に行ってきました。

 

何年か前に耐震改修を施したようです。(右手の白い建物は一番最初の教室棟で磯崎設計ではない)

何か大地からうつぼが出てきたような迫力でした。

 

こうやって敷地内を歩いて建物を見ると、磯崎さんの時代変遷が見て取れます。

 

 

雨が降り始め、岩田学園を後にして、県立図書館に行ってきました。

どうしてもエントランスを見たかったのです。

 

 

 

立方体のこの空間(床のタイルの目地や壁のコンクリート打ち放しの目地の数を数えて確認)、確かに磯崎が言ってたように、

あまり立方体だとは感じられず、縦長に感じました。

人間の目は縦のほうが横よりも同じで距離も時間を感じるため、立方体もそのように感じるのでしょう。

しかし、このトップライト、そしてミケランジェロのラウレンティーナ図書館を参照したといわれる階段など、見事ですね。

このスケール感が大好きです。

 

そして百閒の間と呼ばれる、内部空間

 

 

7.6mスパンの立方体フレームによる、抜群のスケール間ですね。

写真で見る以上の空間でした。

 

建築詣ではこれで終わり、旅館に泊まって温泉を堪能し、更に翌日、藤森照信設計のラムネ温泉に行ってきました。

正直、ジブリの世界を想起しました。

思った以上に小さく、背景の山の中につくりこんだ映画のセットを見ているような奇妙な感じがしました。

 

豊かな植栽が、何かしらノスタルジックな印象をもたらしますね。

しかし藤森さんはよく屋根の上に植栽を一本乗せるのですが、それを見ると、日本昔話に頭の上に桜の木がなった男性の話しが確かあったと思うのですが、それをなぜか思い出します。

 

 

さて今回の帰国の建築巡りはこれで終わりです。(すでにカザフスタンに戻ってきて1ヶ月たっている)

今回のは福岡にていろんな建築を見れまして充実な休暇でした。

 

 

写真は古宇利島より

今では誰もすんでいない祖父の家があるので、帰国した際は必ず訪れますが、観光客がかなり増え、なんとなく悲しくなってきます。

橋が出来る前は、物凄く風情がよかったのですが。

私の夢は何回も言いますが、ここに時代に耐えうるような建築をつくる事が夢です。

実はリベラ(最近では彼ではないとの説が強いですが)のマラパルテ邸のようなものをつくりたいんですよね。

 

(写真はネットより)

 

さて次回からはカザフの建築の戻ります。

最近また日本では手に入らない当時の復刻版のロシア構成主義の雑誌やシュプレマティズム、そして中央アジアを含むロシアのモダニズムの本を買いましたので、それらを紹介したいと思います。

広告