新年明けましておめでとうございます。

こちらアルマティは日中は4度と異常に暖かく、非常に過ごしやすい新年となりました。

友人たちと高層マンションの20階のペントハウスにてパーティーに参加していたのですが、

年を越した瞬間、街のあちこちで花火が上がり、なんとも壮大 な祝祭でした。

日本だと消防法で不可能だと思います。

 

さて久しぶりにカザフの建築について書きたいと思います。

いつものようにふと街を歩いていて、ブロックを曲がると、おぉっと見つけました。

おそらく80年代から90年代と思います。

矩形のボリュームに曲線のバルコニーが張り付いている、ある種典型的といえば典型的ですが、

バルコニーが曲線系なのとボリュームの巨大さが、更なる迫力を醸し出しています。

なぜビックリしたかと言うと、自分がこちらで設計した住宅(実現せず)を髣髴させたからです。

2つのボリュームを曲線のバルコニーで連結させたものですが、もちろんこちらにある建築の流れに乗っ取っています。

ちなみに上の2つの建物は連結されていません 。ただし配置が並列ではなく若干ずれています。

この建物はドスティック通りから1本入ったところにあるのですが、すぐ近くにこのような建物もあります。

この建物は以前紹介したシリンダーを張り付けた建物と先の建物の間にあるのですが、

おそらくコンテクストを考慮しながら設計したのではないかと思います。

ただしどの設計事務所が設計したのかは分かりません。

しかしこのドスティック通りには以前紹介したKazgorの設計よる建物が数多くあります。

写真はネットから。こうやって見ると分かりやすいです。写真中央に出ている建物が最初に紹介したもの。

このような建物(集合住宅 1975年竣工)がずっと通り沿いに並んでいるわけですが、

(1階と基礎部分は現場打ちコンクリートで2階以上はプレキャスト)

それらの間に通称 three giant と呼ばれる集合住宅があります。(同じくKazgor設計 1975年竣工)

最初に紹介した2棟の建物は、これを延長させたもののように感じます。(ただしこれは連結されている)

 

この当時、KazgorにはRipinsky が在籍していたと思います。

(あの Palace of  Reopublic (1970)の主任建築家も彼)

彼については個人的にまだ良く分かっていません。ただモスクワから帰ってきた彼は、

Almaty hotel(1964年竣工)を手がけます。

アルマティにおいて初めてボリュームにバルコニーのボリュームが張り付いた建築だと思います。

これはマレーヴィチのアーキテクトンの流れを汲むものではないかと個人的に思っています。

 

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