またの名をThe Kasteev State Museum of Artsといい、1976年に設立されたカザフスタンでもっとも大きな美術館です。

http://www.gmirk.kz/

http://ru.wikipedia.org/wiki/%D0%93%D0%BE%D1%81%D1%83%D0%B4%D0%B0%D1%80%D1%81%D1%82%D0%B2%D0%B5%D0%BD%D0%BD%D1%8B%D0%B9_%D0%BC%D1%83%D0%B7%D0%B5%D0%B9_%D0%B8%D1%81%D0%BA%D1%83%D1%81%D1%81%D1%82%D0%B2_%D0%9A%D0%B0%D0%B7%D0%B0%D1%85%D1%81%D1%82%D0%B0%D0%BD%D0%B0_%D0%B8%D0%BC%D0%B5%D0%BD%D0%B8_%D0%90._%D0%9A%D0%B0%D1%81%D1%82%D0%B5%D0%B5%D0%B2%D0%B0

(こちらwikiにははロシア語とカザフ語、ドイツ語しかありません)

ソビエト時代の絵画や彫刻、工芸品、カザフスタンの現代アートを展示しており、美術の歴史的研究や教育などもこちらにて行われているようです。

設計はE. Kuznetsova, O. Naumova and B. Novikovの3人の建築家によるもので、  E. Kuznetsovaは女性建築家でその当時のシティー・アーキテクトだと思います。(知人の建築家が言っていた名前と違いますがこちらが正しいと思います)。

以前はカザフスタン共和国州立美術館という名称だったようですが、1984年にカザフスタンを代表する芸術家Abylkhan Kasteevを取って現在の名称になったようです。

左手がAbylkhan Kasteevの銅像。

外観の大きな特徴として、斜めに突き出た小さなスリット群と、ぐーっと伸びたモノリス状の庇が目を引きます。

特に道路側の壁側には スリット上の壁が全体にわたって連続しています。

1階が連続するガラス窓、2階3階がアラル海で採掘された石によって構成されており、こちらでよく見られる重いボリュームが浮いたような印象です。

(Googleからのmap)

道路側にスリットが連続しているのが分かります。エントランスは道路から一歩入った西側にあり、 そこにあのモノリス状の庇があります。

中庭もありますが、八束氏がギンスブルグの旧アルマティ行政庁舎(以前少し紹介したもの)の中庭について、イスラム的な表現と 解釈していましたが、この中庭もそれに準した物でしょうか。もちろん採光を取るためでもあるでしょう。

展示室は南側、東西面に配置されていますが、このスリットによる突起物が展示を邪魔しないのでしょうか?

オフィシャルサイトから展示室の模様が見れます。

http://www.gmirk.kz/virt/

回転する建物にカーソルを載せると、展示室の案内が出てきますので、それをクリックすると出てきます。

例えば http://www.gmirk.kz/virt/03.html

トップライトによる間接光と、スリットからの外光(南側に向いていないので直接光は入ってこない)が 入り混じっていますが、実際どういう感じで見えるのでしょうかか?

こちらのサイトに展示物の紹介があります(英語)

http://www.kazakhstanlive.com/7.aspx?sr=5

 

こちら入り口を入った所ですが、1年ほど前から行われた改修の後であり、天井のカザフパターンはその改修後の取り付けられたと思います。

3つの銅像が何を意味しているのかはちょっと分かりません。

 

建物中央にトップライトを兼ねた大きなガラスのピラミッドがあるのが分かると思います。

3年ほど前、こちらにて日本文化祭が行われまして、その際2階に上がったのですが、全く覚えていないです。。。

 

さてこのピラミッド、磯崎新のロスアンジェルス現代美術館(MOCA)が1986年、 I.M.ペイのルーブル美術館が1989年 ですが、

 

1976年というとそれらよりもピラミッドの形態使用に関してかなり早いです。

同年代にピラミッドを使用した建築は私は知らないのですが、他にあったのでしょうか?

 

ちなみに私が写真を撮ったのはちょうど改修が行われ始めたときでした(庇はすでに改修後)。

外壁の石も違う石が使用され、つるんとした表情になっています(wikiの写真が改修後)。

以前のアラル海の石の持つ荒々しい表情が好きだったのですが、少し残念です。

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