現在正式名称を、The Sports Palace named after Kojumkolといいます。

1974年、建築家N. Kostin, V. Marukovの設計によって完成したようです。

ここではバスケットボール、バレーボール などのスポーツが行われています。

最初この体育館を見た際、丹下さんの香川県立体育館( 1964年)を想起したのですが、

あれは床がワッフルスラブで、側面のコンクリートから支えられているのに対し、

こちらは異形ラーメンで すね。

これがKojumkolの銅像です。この銅像は2004年に建立されました。

彼は1889年生まれで67歳で亡くなり、レスリングの大会で数多く優勝するなど、勇者として名を馳せたようです。

身長も2.3メートルと身体的にも優れていたようです。

 

こちら側のサイド部分にスリット窓を多く設けています。

このシリンダーは階段室で、その横は確かインターネットカフェだったと思います。

非常に唐突な印象を受けます。最初からあったのか、それとも後から付け足したのかは分かりません。

 

こちらは裏側でおそらく搬入口ではないかと思います。にしてはドアが小さいので別の入り口かもしれません。

門を丸めたボリュームを2階レベルにて貼り付けています。 その間にスリットのような開口部が挟まれています。

この突如壁から突き出してきた螺旋階段が異様な感じで印象的ですね。

全体を通してこの螺旋階段だけ石が貼られていません。おそらく意図的にだと思います。

 

これは体育館の側面になります。 壁にスリットのような凹みが入れられています。

 

この体育館のデザインでもっとも特徴的なのが、この壁のデザインです。レリーフとも呼べるのでしょうか。

現在でいえばコンピューターの集積回路を模したようなデザインです。

ここ5年間で世界的にこのようなデザインを施すものが多く見受けられますが、これの建物は1974年です

建物の前の花壇部分も上から見ると、何かしらデザインを施しています。

ただGoogle Mapでも正確には確認できませんでした。

 

集積回路的デザイン同様、石もものすごく細長く、上下に互い違いに張っています。

乾式でなく湿式で貼っているのでしょうか 。しかしここまで細長いのは世界的に見てもそうないと思います。

アルマティにも細かく石を貼っている建物がありましたが(未紹介)、ここまで細かくありません。

 

ここから体育館の内部です。ホワイエですね。

体育館の1階床は、グランドレベルよりも下がったところにあります。

体育館の入り口の壁ですが、外壁と同様、垂直方向に細かく分割しています。

キルギスパターンも見られますが、それはおそらく独立以後に取り付けたのではないかと思います(推測)。

柱には垂直方向ではなく、斜めにして石を貼っており、壁とは独立させた表現になっています。

バルコニーの手すり壁にも石を細かく貼っています。本当に細かいです。


撮った写真をほぼ全部載せましたが、見て分かるようにディテールから全体まで、1つのコンセプトが貫いています。

縦方向の石貼り、スリット窓、体育館の床を支える構造の柱、集積回路のような溝など、

全体的に垂直のラインを強調するデザインとなっています。

ビシュケクにある建築の中でも、全体的に完成度の高い建築だと思います。

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