ビシュケクにある国立図書館です。1976年完成です。

http://nlkr.gov.kg/

基本的にロシア語(またはキルギス語)ですが、 英語サイトも少しあります。

そちらで小さい画像ですが内部が写った写真もあります 。

実は数回ビシュケクを訪れた際、何度も前を通過しただけで、3月の訪問でようやくじっくりと写真を撮ってきました。

重たいボリュームが上部にあるいわば典型的といえば典型的な建物だったので、最初はあまり興味がなかったのですが、

実際に間近で見てビックリしました。

2階部分の細長い窓は、上部が尖っており、イスラム的なものだと思うのですが、

最も印象的なのは、やはりこの1階部分の壁を覆う極めて力強い直線的な装飾ですね。

上下に分割して構成されており、下の部分は垂直的な構成で、その上部は凹を反対にした形の物をを水平に反復させています。

その1階部分の正面から見て右側の端の部分に異なった装飾を施しています(左側はエントランスのすぐ横)。

意図的だとはおもいますが何故でしょう。対称性を崩そうとしたのでしょうか。

こちらは正面から見て左側の横側になります。

ガラス部分(廊下かもしれませんが)に 斜めグリッドの装飾を施して正面との違いを出しています。

ここで、上部のボリューム、1階部分の直線的な装飾が切られています。

こちらは裏側ですが、右側の部分にだけ異なった装飾を施しています。

こちらの方が正面よりも太く力強く表現されています。

こちらは裏側の公園にあった小さな建物ですが、変電室か何かでしょうか。

裏からぐるっと回って正面右側です。

しかしこの力強い直線的な装飾がものすごい印象を与えます。

先日紹介したSports Palaceもそうでしたが、直線的な構成、むしろcomposition的な抽象絵画を上下に伸ばしたような印象です。

建物全体的に構成的というよりは表層的といったほうがいいのかもしれませんが、その表層自体が構成的といえるでしょう。

アルマティにもこのように直角的なモチーフを表層に貼った物がありますが、例えば以前紹介したKazNu大学(KazGu大学)や他の大学の建物、(こちらは未紹介)、

 

これらはどちらかといえばブリーズ・ソレイユ的な要素が強いですが

このビシュケクのナショナル・ライブラリーにおいては、どちらかというとより表現主義だと言えるのかもしれません。

いずれにせよ、 マッチョ的、彫刻的といえるような非常に力強く、直線的な表現となっています。

Google Mapでみると中庭にもあるようですが、残念ながらこの時はエントランスを改修中で中に入れませんでした。

次回機会があれば中に入ってみたいと思います。

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