ビシュケクにあるコンサートホールで、正式名称はPhilharmonic Societyといい、完成はおそらく1970年代中旬だと思います。

Administration Building (市庁舎)があるCity Squareに位置しています。

http://wikimapia.org/10359477/ru/%D0%A4%D0%B8%D0%BB%D0%B0%D1%80%D0%BC%D0%BE%D0%BD%D0%B8%D1%8F

 

典型的なソビエト建築といえばそうですが、非常にデザインが細かいですね。

縦方向に細かく分節しており、とてもリズミカルです。

正面入り口を入ってすぐのところです。ちょうど訪れた際、コンサートをやっていたようで、

私は日本から来た建築家でこれはとても素晴らしいから、

中を見たいので入れてくれないかと 片言のロシア語 で言って中に入る事が出来ました。

しかしながらやはり中はこちらアルマティの建築と同様そっけないというか、すぐ壁があるんですよね。

壁の前に何かしら彫刻やレリーフなどが置いていますので、空間を作るというよりも、面として表現したいのかもしれません。

この壁の両サイドに階段がありまして、そこから2階に上がっていきます。

 

キルギスを代表する詩人マナス(中央)とその妻、彼の相談者であったKanykei Buckeyeのモニュメントです。

 

こちら見て分かるようにシンメトリーになっておらず(銅像もそうですが、配置も同様)、何かしら小さなヒエラルキーを作っています。

 

これを横に倒すと、渡辺誠の共同溝展示館(K-MUSEUM) (1997年)を想起させますね。

彼のデザイン(特にK-MUSEUM)は構成主義に非常に近いと思いますが、(こちらの建築家に見せたら、コンストラクティビズムみたいだと言われた)、時折メタボリズム的でもあると個人的に思っています。

彼は最初メタボリズムのメンバーであった大高正人の事務所で働いています。

コンピューターアルゴリズムを使うのもそのような背景から来ているのではないかと推測しています。

ちょっと話がそれましたが。

 

すぐ近くに市庁舎などがあるため、多くの人がこの広場を訪れて憩っていました。

Ala-Too Squareの国立博物館もそうですが、それ以上にビシュケクの中でも極めて象徴的な場所だと思います。

非常に際立った存在感を放っています。

そういえばアルマティにはThe Palace of the Republic(共和国宮殿、1970)が存在しますが、ビシュケクにはありません。

https://axelshockie.wordpress.com/2011/10/12/

コンサートなどを行う機能、広場やそこに設けられたモニュメントを考えると、このPhilharmonyがそれに当たるのかもしれません。


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