今回は教育施設を紹介したいと思います。

これらは地図にてもあまり紹介されておらず、以前歩き回った際見つけた建物を知人に聞いて分かったものです。

 

メディカル ユニバーシティー

見ての通り、建物がジグザグになっておりまして、突き出した部分に階段室を配しています。

階段室の壁はレンガをそのまま使っており、教室棟の壁の色もそれに合わせています。

柱の半スパンごとに縦のフィンを入れています。

この部分は1階がピロティになっていますが、敷地が緩やかな斜面のため(ビシュケクはアルマティ同様山の麓にある)、

そうなっています。向こう側はピロティになっていません。

 

ミュージック スクール

両サイドに細長い建物があり、真ん中正面にドンとある典型的な建物ですね。

 

大学のようですが、何の大学かは分かりません。

ナショナルライブラリーのように、ファサードにコンクリートの硬くて直線的な装飾を施しています。

 

この日天気が非常に悪く、しかも逆光のため、綺麗な写真が撮れませんでしたが、外装材を見る限り、

比較的新しい大学と思います。

名前はSlavic Universityのようですが、調べてみるとウェブサイトがありました。

Kyrgyz-Russian Slavic University named after B.N. Yeltsin

http://www.krsu.edu.kg/

設立は1993年のようです。

正面部分を列柱形式にして、その奥にエントランスがあります。

柱を十字形にしており、梁もハンチがかかっているので、傘のように見えますね。

円形にくり貫かれた壁を見るとデザイン的にポストモダン的ですね。ただサイドの壁を見るとやはりロシア的であります。(写真無し)

グーグルマップで見るとこの裏に中庭があります。

 

 

何の大学かは知らなかったのですが、調べてみると人文学科の大学のようです。

見て一番興味を持ったのがこの大学です。

ウェブサイトがありまして、

http://www.bhu.kg/

英語のサイトもありますし、建物の写真も少しありますので、そちらの方が分かりやすいでしょう。

こちらも比較的新しいでしょう。

こちらの列柱のアップの写真があります。

http://www.fergana.info/details.php?image_id=1179

 

道路前面に列柱を配し、中にはにエントランスを設けるという手法は、以前にも紹介した、

Museum of Fine Arts(1974, architect D. Yryskulov,  Sh. Djeksshenbaev, V. Nazarov)

の影響が見て取れます。

 

中庭自体はおそらくイスラム建築から影響を受けたものでしょうが、

アルマティには中庭にエントランスを設けた建築はありません。

非常に独特です。

先の美術館は道路側に展示室を設けて完全に囲った形となっていますが(勿論ピロティはあるにせよ)

この2つの大学はそれと比較して何かしら装飾を施した列柱を配し、

一種の透明で虚像的な壁のようにも見えます。

おそらくビシュケクの建物の装飾的なコンテクストを考慮した物ではないかと思います。

 

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