現在沖縄に滞在しています。

この時期沖縄にいるのは何年ぶりでしょうか。

この時期の沖縄は非常に日差しが強く蒸し暑いですね。

毎度のことのように名護市役所と名護市民会館を訪れました。

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80年代、ドゥルーズ・ガタリのリゾームという言葉が流行りましたが、まさしく錯綜体ですね。

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縦に連なるピンク色の壁が柱の奥に見えますが、新に設置されたエレベーターですね。

今回初めて気がつきました。

しかしいつ訪れてもぐいぐいと引きずり込まれる迫力がありますね。

先日BS日テレ放送にて放映された「巨大建築EXHIBITION」にて名護市庁舎が取り上げられたようです。

私は見ていませんが、アメリカの旅行ガイドブックにも紹介されたようですね。

素晴らしい建築として一般的にも知名度がどんどん上がって欲しいと思います。

そしてお約束のようにその後は名護市民会館。

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以前にも紹介しましたように、

https://axelshockie.wordpress.com/2013/09/06/%E5%90%8D%E8%AD%B7%E5%B8%82%E6%B0%91%E4%BC%9A%E9%A4%A8%E3%81%A8%E5%90%8D%E8%AD%B7%E5%B8%82%E5%BA%81%E8%88%8E/

エキスパンション・ジョイントの部分ですが、なんとも言えない緊張感がありますね。

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名護湾側から見た市民会館。なかなかこのアングルでの写真はないのではないでしょうか。

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さて、タイトルにもありますように以前にも紹介しました21世紀の森公園、

こちらも象設計集団によるものです。

名護市庁舎よりもこちらが先ですね。

https://axelshockie.wordpress.com/2010/06/22/%E8%B1%A1%E8%A8%AD%E8%A8%88%E9%9B%86%E5%9B%A3%E3%81%A8%E5%90%8D%E8%AD%B7%E5%B8%82%E5%BA%81%E8%88%8E/

日本ハムの秋季キャンプ地としても有名な名護市営球場、運動場や広場、野外ステージ、ビーチなどが設けられた総合運動公園です。

58号線沿いの埋立地に造られました。

https://www.google.co.jp/maps/@26.5924235,127.9716139,816m/data=!3m1!1e3

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まるで沖縄の城跡(特に中城城跡)の入り口かのようです。

このアーチを抜けるとそこは名護湾を望む野外円形劇場になっています。

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公園は緩やかな起伏にとんだ丘陵で構成され、

緩やかな曲線で連結された沖縄伝統の石造文化を創出しています。

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歩道は滑らかな曲線を描き、ジョギングをする方も非常に多くサイクリングも快適です。

植栽も非常に豊かですが、海際なため台風対策としての防風林、防潮林としての機能を果たしています。

各所に管理事務所や便所、あずまや的なものを配置しています。

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時の広場と呼ばれる日時計。日時計を中心に放射状に配置されています。

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東京の用賀プロムナードに通じていくものがありますね。

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世界遺産である識名園の庭園にある石橋を髣髴させますね。

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名護市営球場です。壁に蔦が生え味わい深い建物ですが、老朽化が激しく建て替えが検討されています。

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ラグビー場とグラウンドにはさまれた松の並木道の先には出島のようになっており、

両サイドにビーチが広がっています。

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海を挟んで向こう側に恩納岳や石岳を望みます。

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海側からビーチを見たものです。向こうに嘉津宇岳を望みます。

象設計集団は、これらの修景を元に八本の「環境構造線」を導き出し、それらを手がかりに平面計画を行ったようです。

名護湾が他のビーチと違うのは、海の向こうに山が見えるということです。

これが景観として非常に多様性を生み出していると思います。

21世紀の森はこの多様性をうまく敷地内に引き込み、

そして敷地内から我々の意識をその「環境構造線」の軸性によって

雄大な周辺環境へ拡張させる効果をうまく引き出しています。

さて、先日石川近辺を知人とドライブしていましたら、石垣のようなものに出くわしまして、

これ石川白浜原公園ではないかと思い、車を止めて立ち寄りました。

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こちらも象設計集団によるものです。1980年竣工。

https://www.google.co.jp/maps/@26.4241673,127.8272492,344m/data=!3m1!1e3

この石垣の方がより沖縄のグスクを意識したのではないかと思います。

アーチの部分は現在閉鎖され、諸機能もそこに集約して設けていたと思うのですが現在廃止のようです。

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公園の入り口です。SDの特集「沖縄チャンプルー」に掲載されている写真と比較すると、異なっていますので

後ほど現在のように変更したのかもしれません。

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向こうの真ん中に立ち上がった列柱のような部分が外部から繋がる通路だと思うのですが、現在閉鎖されています。

円形劇場の端部(写真左部分)には以前立方体の神殿が2基配置されていたようですが、すでに撤去されています。

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コンクリートブロックを用いた灯篭でしょうか。古代遺跡の廃墟のように見えます。

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大地から徐々に隆起しうねり曲がっていく有機的な石積みの壁はまさしく琉球のグスクを想起させます。

公園入り口右側は円形劇場となっていますが、左側部分もこのようにうねった壇上の石積みの壁が連なっています。

写真は今帰仁城跡。

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象設計集団は沖縄の石文化であるグスクを表現しながら、海に向かう屋外劇場を配し

その海の向こう彼方にあるであろうニライカナイを両公園にて表現しようとしたのではないでしょうか。

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