沖縄の建築について書こうと思っていたのですが、ひとまずクッションをおいて書きたいと思います。

今までほとんどソビエト時代の建築についてでしたので、

今回はビシュケクの新しいカフェ・レストランについて書きたいと思います。

 

「JIRO」。 寿司屋ですが、名前のとおり日本の次郎寿司から来ています。

2年ほど前にオープンしましたが、すでに閉店しています。

映画を見てインスパイヤーされたんでしょう。

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内部も同じようなデザインです。

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ビシュケクの中心部ではなく、少し離れた所(といっても小さな都市ですので中心部といえば中心部)にありまして、

個人的には黒を背景としたドットによる表現は好きでしたが、中に入っただけで食事はしませんでした。

現在は別のカフェになり、外装はブリックを貼られ白くペイントされています。

 

こちらはチュイ通りにあるカフェ。

壁のレリーフはソビエト時代を髣髴させますね。

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同じくチュイ通り沿いのカフェのレリーフ。

昨年イタリア料理の店に変わり、現在はレンタル中です。

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アフンバエバ通りのファイーザという伝統スタイルのレストランの横にあるカフェのエントランス。

キルギスに良く見られる細長い石を貼り付けた装飾です。

ビシュケクはこのようなタイプが建築も含めて数多く見受けられます。

キルギスデザインの大きな特徴となっています。

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アブサマット通りにあるウクライナ料理の店「コルチマ」

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ビシュケクのジョージア料理の店の天井にも同じように竹を貼っているのですが、どこの竹でしょうか。

おそらく中国からではないかと思いますが、店員に聞いても分からないと言われました。

 

その近くにあるレストランの壁の装飾。

白くペイントしたレンガに木の装飾を重ね合わせています。

このような方法論は個人的に興味を引きますね。

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以前も紹介した体育館の横にあるレストラン「ARZU」。

ここは非常に美味しくよく訪れます。

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インテリアの壁の一部。

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こちらは、とあるカフェの壁。

眼鏡をかけておらず、カップが浮いているのかと一瞬思いました。

もちろん天上から糸で吊っています。

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伝統料理の店「テュべテイカ」

アルマティにも同名のレストランがありますが全く別です。

キルギス紋様を配したインテリアです。伝統スタイルの店でよく見受けられます。

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アフンバエバ通りにある「ブッダバー」。

その名の通りカウンターに仏像が配置されています。

ここは何度も訪れています。

丸太を組んだ構造ですが、所々ディテールを見るとかなり精度が高いです。

逃げがほとんどない納まりもあります。

内部に4本の柱があるので、その空間を結界のようにすればいいのにといつも思っています。

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以前ビシュケクの建築を紹介した際にも出てきたカフェ。

ソビエト時代から存在します。

キャンデラを明らかに想起させるこのようなシェル構造の建物は、

ここビシュケクだけでなくソビエト圏内によく見られます。

中に入ってみたいのですが、現在閉鎖中です。

誰か新たに購入してカフェでもを開いてくれませんかね。

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さて、今回最も紹介したかったカフェ「CAVE coffee」。

一目で何を元にしているか分かると思います。

隈研吾設計の大宰府のスターバックスですね。

2年ほど前はじめて訪れましたが、店員に大宰府のスターバックスの写真を見せた所、知っていました。

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聞くところによると設計はビシュケクの高麗人で現在はウズベキスタンに住んでいるとの事でした。

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コンクリート打ち離しに見えるような壁は、壁紙です。

もちろん壁はレンガですので、ボードの上に貼っています。

こちらではコンクリート打ち離しはまず無理ですね。

外部は断熱をしないといけません。その前に打ち離しの技術自体がないですけど。

1階のソファーは壁に合わせてグレーにしているのがわかります。

2階の手すりも黒のフレームを用いています。

しかし設計者はH鋼のようなものを使用したかったんじゃないでしょうか。

仕方なく既製品を用いているかのような印象を受けました。

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木の材料がよく分からないのですが、地場産のようです。釘で打ち込んでいるのが分かります。

ちょっと荒くて汚いですが。。

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これをよく見ると分かると思うのですが、木材を天井裏から吊っているのが分かります。

天上は既存だと思いますが、小さな穴を開けどうやってワイヤーを通し天井裏に留めたのでしょう。

非常に不思議です。日本でも恐ろしいほど難解な施工です。

デザインを真似たことよりも、よく施工できたなと正直感嘆しました。

 

知人と話していたところ、どうやら職人は知人の知人でした。

かなり腕がよいらしくいい仕事をするそうです。その代わり高いと(笑

彼が作った木工細工を見せてもらいましたが、非常に精度が高いです。

そういう職人がビシュケクに入るんですね。

私ももしビシュケクにて依頼があれば彼に頼んでみたいと思っています。

 

ちなみにこちらはCave Coffeeのプロモーションビデオです。

 

 

日本ではカフェのオープンでこのようなビデオ作成はまずないですね。

都市の規模自体がまず違いますが。

見ての通り、デートでも良く使われます。

 

ここで紹介した以外にも数多くのカフェ・レストランを訪れました。

総じた印象として、アルマティと比較して洗練されている印象を受けました。

カフェで流す音楽自体、志向が若干違います。

アルマティも3年ほど前から数多くのカフェができてきました。

アブライハーン通沿いは現在カフェ通りといってもよいほど、カフェが沢山あります。

インテリアデザインの傾向としてナチュラル志向が強いですね。

あるカフェ・チェーンのオーナーになぜ私にデザインを依頼しないんだと言ったら、

コンセプトが違うと言われました。アルマティにないようなものをデザインしてあげるのに(笑

それはさておき、カフェ的な空間コンセプトは世界的な流行のようです。

 

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