現在所用でビシュケクにいます。

今まではタイトルに番号をふらず、その他の建築とだけタイトルをつけていたのですが、

よく分からなくなるので番号を振りました。

2010年に初めてビシュケクを訪れて数多くのソビエト建築を見てきたわけですが、

前回のブログにも書いたようにほとんど見たんじゃないかと思っていたのですが、

まだまだありました。

以前の記事にも書きました「Architecture of the Soviet Kyrghizia」にも掲載されています、学校です。

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文法の学校のようで学校の番号は69です。ソビエトの教育システムは欧米や日本と異なっていまして、

私は詳しいことは分かりません。

竣工は1970年代後半から80年代初期だと思うのですが、正確なことは分かりません。

エントランス庇の付け根に取り付けられた大きな樋が目につきます。

先の本にもこのブリーズ・ソレイユとも呼べる日除けのパネルがついた写真が掲載されていますので、

後から取り付けられたのではなく、オリジナルだと思います。

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これをぐるっと回って裏手に行きますと目に飛び込んできたのは、

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おそらく体育館だと思いますが、

ガラス部分、レンガ、レンガ上に窓フレーム、そしてレンガの上にモルタルコンクリートを張り付けています。

これは重ね合わせの手法といっていいのではないのでしょうか。

窓フレームが木製ですので、ソビエト時代からだと思います。

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木で隠れてよく見えませんが、コンクリートの壁が斜めにガラス窓部分まで伸びてきて、また下がりレンガを表出させています。

異なるレイヤーを重ね合わせた表現といっても差し支えないでしょう。

 

そこから歩いていきましてコスモパークというショッピングモールに向かっていきましたら偶然発見しました。

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通行人に聞いたところ、プールで1985年あたりだそうです。

それ以外の情報は今のところ全くありません。

ファサード上の波打つような縦ルーバーが非常に印象的です。

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上下タイプのの2つの異なったルーバーの組み合わせですが、非常にリズミカルに感じます。

当初はコンクリートそのもでしたが、後から水色にペイントしたのではないかと思います。

アルマティ同様、ビシュケクでもこれまで紹介したように縦ルーバーの建築は数多く存在しますが、

この建築が表層としてルーバーのみで表現されています。

樹木がなければもっとよく見えるのですが。

これまで紹介してきた中で最も現代的のような気がします。

 

こちらは中央ヒーティングセンター。1977年で設計はゲルマン・ムリャビン

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木で見えませんが、円形窓がサイド部分にもいくつか取り付けられています。

印象的なのが正面ファサードの斜めに向いた出窓といえばよいのでしょうか、突起物です。

明らかにマルセル・ブロイヤーのホイットニー美術館(1966)を想起させますね。

 

今回は3つの建築の紹介ですが、個人的に上記の2つには驚きました。

先にも述べましたように、おそらくもうないだろうと思っていましたので

発見した時は非常に驚きました。

またの機会に新たに発見出来たらなと思います。

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