Category: アート・音楽・その他


今年も北部総合芸術展であります「やんばる展」に出展してきました。今年で第43回目になります。

昨年に続き2回目の出品となります。

 

やんばる展とは、

沖縄県の北部地域を対象とした芸術文化展として、「木工芸」、「染織」、「民芸」、「絵画・デザイン・彫刻」、

「写真」、「書道」、「陶芸」の7部門について作品の公募を行い、多くの人々に作品発表の機会と鑑賞の場を提供し、

芸術文化を通じた地域の交流と文化の創造発展に寄与することが目的の芸術展です。

 

私は「絵画・デザイン・彫刻」部門で出品しましたが、

今年の出品作品は「花ブロックとニライカナイ」。

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こちらは昨年出品の「ソテツ建築」。

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やんばるの文化とは他と何か違うのか、常に考えさせられます。

非常に難しいですが、出品することにより常に考えることになります。

創作することによってそのことを常に意識することに意義があると思っています。

来年もぜひ出品したいと思っています。

 

写真はバスが高速道路に入る辺りから見た那覇の街並み。

コンクリート建築群は赤瓦の建築以上に、私にとっての沖縄の原風景です。

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フランスの建築家・歴史家のジャン=ルイ・コーエン氏の講演がアルマティにて、

フランス大使館の主催にて6月26日、27日と計3回行われ、すべて行ってきました。

https://en.wikipedia.org/wiki/Jean-Louis_Cohen

 

初日はカザリアン・アートセンターというギャラリーで開かれ、講演内容は「アーバン・ユートピア」について、

主にコルビジェの建築やスケッチに関するものでした。

http://sxodim.kz/almaty/event/vstrecha-s-zhan-lui-koenom-i-fotoproekt-urban-utopias/

写真はカザリアン・アートセンターに展示されている屋外アートと一階展示室。

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私は一番前の方に座っていたのですが、講演前にコーエン氏が私の隣に座り、

そのおかげで彼と話すことができました。

以前黒川紀章の事務所で働いていたことを話すと、アスタナのプロジェクトかと聞かれ、

いやその後のアルマティのプロジェクトだと説明しました。

彼は八束はじめ氏と友人だと話し、みかん組のマニュエル=タルディッツは彼の生徒だそうです。

その後講演は始まったのですが、私はてっきりフランス語か英語でやるものだと思っていたのですが、

全編ロシア語でした。

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ロシア語でしたので90%分かりませんでしたが、今まで見たことがないコルビジェのスケッチが出てきまして

非常に興味深かったです。

コーエン氏が関わった、以前にも紹介しました「The Lost Vanguard: Russian Modernist Architecture 1922-1932」を持っていきましたので

フランスの大使館関係者の方が講演後私の本を手に取って紹介していました。

 

講演後、アルマティの建築家とアーティストと談笑するコーエン氏。

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その後、彼と会話することができまして、先の本にサインをいただきました。

彼がサインをしている時に私と一緒に撮った写真を写真家に送ってくれないかとお願いしたのですが送ってくれませんでした。(一応ネットで見つけました)

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2回目の講演は、同日の夕方5時からSIGS Spaceという違う場所で行われ、

講演内容は「未来都市に関する簡単な歴史」に関するものでした。

ルネッサンス時代から、近代までの様々な都市計画が紹介されたのですが、

17、18世紀辺りのフランスの都市計画や1900年代初期のアメリカの都市計画のプロジェクトは初めて知りました。

もちろん、メタボリズムの都市計画やアーキグラム、アーキズーム、1960年代のソビエトの都市計画も紹介されました。

そこで彼がちょっと面白い発言をしまして、個人的には非常に重要な発言だったのですがここでは内容は控えておきます。(以下の写真についてではありません)

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27日は、「ソビエト建築の遺産」というテーマで講演が行われました。

こちらは事前に登録が必要でしてロシア語で登録を行い参加してきました。

https://almaty-urban-re-hub.timepad.ru/event/345627/

個人的にはこの講演に最も興味がありまして、ロシア構成主義の現在の姿を見ることができました。

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ご存知の通り以前解体予定であったシューホフのラジオタワーは保存が決定されました。

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日本の日土小学校に関しても話していました。

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メーリニコフのルサコフ労働者クラブが改修され、側面部分に窓ガラスが付け加えられたのは初めて知りました。

講演後いつものように質問タイムがあるのですが、彼がちょこちょこ私の方を見てきました。

先のレクチャーでは英語で質問をしたのですが、今回は控えておきました(笑

 

これらの講演の前か後かは分かりませんが、インタビューがいくつか行われたようです。

https://kapital.kz/gosudarstvo/51478/zhan-lui-koen-v-lyubom-gorode-mozhet-gospodstvovat-libo-vlast-libo-rynok.html

 

講演後、コーエン氏に挨拶をいたしまして、何かを呟かれました。ここでは秘密にしておきます(笑

本当に実現すれば非常に面白いのですが。

また彼のレクチャーがあればぜひ参加したいですね。日本語で質問できれば一番良いのですが(笑

 

 

 

 

先日、以前講義などを行った大学にて、若手デザイナーの国際ファッションデザインコンテストが行われまして、

審査員として参加してきました。

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昨年初めてこのコンテストが行われ、その時も審査員として参加いたしまして、

舞台設営からリハーサルまでいろいろ関わっており、

大学側も初めて行うとあって非常に緊張しておりましたが、

今回は2回目ということもあり、少しこなれた印象をお持ちました。

 

1時から大学内にあるファッションセンターのオープニングセレモニーが行われまして、

その後コンテストが行われました。

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このファッションセンター、最初は、審査員の一人でもある大学出身のカザフを代表するデザイナー、

アイダ・カウメノバのデザインした作品をマネキンにて展示する予定でして、私がデザインしたんですが、

用途が変更になりまして、ローカルのデザイナーにより最終的にショップのデザインがなされました。

 

その後2時からコンテストが行われ、昨年同様ロシア、キルギスからの参加者も含めた非常に内容にとんだ

素晴らしいコンテストでした。ざっと、写真を羅列していきます。

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デビュー、フォーク、プレタポルテなど5つに分かれておりまして、それぞれ優秀案を選びます。

その中から大賞を選ぶわけですが、今年はコンテストが行われた大学出身のデザイナーが選ばれました。

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一瞬、ワダ・エミを想起させたのですが、そういえば昨年大学にて講義を行ったとき、

映画「ラヴァーズ」にてワダ・エミのデザインした衣装を見せた記憶があるのですが、

その時公聴していた学生さんだったのかなとふと思いました。

それはおいといて、素晴らしい作品の数々でした。

個人的な興味は、いかにして伝統を新たに構築していくかにありまして、

そういった意味でもこのコンテストに審査員として参加できることに非常に大きな意義があります。

さて、大賞作品は来年首都アスタナで開かれますエキスポにてファッションショーに出展されることが

審査員会で決まりました。審査員にカザフスタン・ファッション・ウィークのディレクターもいまして、

彼女から提案があり、私もエキスポのコンセプトと非常にマッチするだろうということで推薦しました。

コンテストのあとは大学側と審査員やスポンサーの方と食事会。

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こちらはカザフの伝統料理、ベシュバルマック。

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有意義なひと時を過ごすことができました。できればまた来年も参加したいですね。

 

ほとんどが建築に関する記事でしたが、新たに「アート・音楽・その他」というカテゴリーを追加しました。

今回はセルゲイ・パラジャーノフについて書きたいと思います。

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先日アルマティの美術館にて、トビリシ在住の写真家ユーリー・メチトフによるパラジャーノフの映画に

関する講演がありまして、トビリシの知人にユーリー氏について尋ねたところ、

息子が彼の写真を出版を行おうとしていただそうで、

その関係もありパラジャーノフの映画を是非とも見たかったので行ってきました。

http://www.photomuseum.org.ge/gallery_en.htm

 

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前半は写真に関するプレゼンテーションで、

中間部は「ピロスマニアのアラベスク」における、トビリシとパラジャーノフの現象について、

その後映画の上映でした。(講演はロシア語で行われたので内容はさっぱり分からず)

youtubeの美術館のサイトにてその模様が公開されています。

 

出席していたカザフの芸術家による動画。

 

「ピロスマニアのアラベスク」のワンシーン。

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初めて見るパラジャーノフの映画。前日に手元にあるフィルム・アート社の「アート系映画徹底攻略」の

セルゲイ・パラジャーノフの項を読み、ネットでわずかな情報を手に入れ、Youtubeで作品を見て、

予習していったのですが、パラジャーノフの映像に圧倒されました。

圧倒的な色彩と映像美。これでもかと執拗に繰り返し反復される正面性とシンメトリー。

トビリシの街を想起させる画面ににじみ出てくるイコンとしての黒。

正しくアバンギャルドと呼べるものでした。

 

上映後、ユーリー氏と会話を交わすことができました。

知人のことは覚えていたようで、その関係で交友を深めることができました。

その後場所を変えて、映画館にて、「スラム砦の伝説」の上映。

上映前のユーリー氏による説明(もちろんロシア語)。

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上映後、観客のサインと写真撮影に応えるユーリー氏。私も一緒に写真撮影しました(笑

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彼と話しておりまして、トビリシの連絡先を教えてくれまして、

いろいろ映画に関して聞きたいことがたくさんありましたので、

次回トビリシを訪れる機会がありましたら是非彼のもとを訪れてみたいと思います。

ユーリー氏から「Nobuyoshi Araki」を知っているかと聞かれました。写真家の「アラーキー」のことでした。

パラジャーノフの代表作「ザクロの色」は翌日上映予定で中心地から離れた場所での上演でしたので、

泣く泣く断念しました。

 

美術館や映画館では多数のカザフの芸術家も訪れており、彼らと交流することもできまして、

非常に有意義な一日でした。

日本でもちょうど昨日から東京の新宿にて、「パラジャーノフ特集」が上映されるようですね。

http://www.cinra.net/news/20160116-sargisparajanoyan

興味ある方はぜひ訪れることをお勧めします。

6月13日、私の友人である天先生が亡くなられました。享年90歳。

作曲家であり、文化論者、革命家、そして亡命者でもありました。

彼とは音楽論、芸術論、文化論、民族論など数多くの話をしてきました。

亡くなられたことは、私にとって非常に寂しく残念なものです。

近い将来、彼の記念館が故郷である光州にて建てられるだろうとの事ですが、

生前彼と色々話しておりまして、彼にこういったデザインがいいのではないかと話しておりました。

残念ながら私のアイディアをお見せすることができず、後悔の念でいっぱいです。

彼は形式主義者であり、その形式主義の中に自らの民族性を組み入れた作曲を行っていました。

私は音楽理論には全く精通しておりませんが、彼の仰っていた事は理解していました。

8月1日、49日の法要が行われたのですが、残念ながら参加することができませんでした。

ここにおいて私のドローイングを彼の記念碑として捧げたいと思います。

天先生、今まで本当に有難うございました。

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ものすごい久しぶりの更新です。約2ヶ月ぶりでしょうか?

もう年の瀬ですね。

というのもここずっとブログにアクセス出来ませんでした。 実際に未だに出来ませんが、裏業を使ってアクセス出来るようになりました。

 

先月11月、1週間帰国していたのですが、福岡に立ち寄り大学院時代の恩師、福田晴虔氏にお会いする事が出来ました。

先生にお会いするのは、九州大学の退官記念パーティ以来約10年ぶりでした。

先生にこちらの建築の写真や本をお見せして色々話をしました。

ギンズブルグの旧アルマティ行政庁舎にはいたく気に入っていました。

1時間ほどしか時間がありませんでしたし、もっと多くの写真や本をお見せ出来なかったのがが残念ですが、

かなり示唆的なお話をお伺いました。

先生から「イタリア・ルネッサンス建築史ノート(1) ブルネッレスキ Filippo Brunelleschi 1377-1446」を頂きました。

時間を掛けて少しずつ読んでいます。

福田先生お忙しい中有難うございました。またお会いできればと思っております。

 

さて、カザフスタンの建築に戻りたいと思います。が、

ただ残念ながら画像がアップロードできません。

出来次第更新したいと思います。

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