Category: 書籍


 

2015年にトビリシに行ってきたわけですが、今回も4泊5日行ってきました。

やっぱりいい街ですね。

以前書いた記事はこちら。

https://axelshockie.wordpress.com/category/%E3%82%B8%E3%83%A7%E3%83%BC%E3%82%B8%E3%82%A2/

 

ところで昨年、やたらジョージア関係の記事への検索が多いなと思ったら、

CASA BRUTUSで旧グルジア建築の特集があったんですね。

https://casabrutus.com/architecture/17336

 

さて、飛行機着陸直前の機内から見たトビリシ市。

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到着翌日にはトビリシの著名な写真家、ユーリー・メチトフ氏に会ってきました。

セルゲイ・パラジャーノフとユーリー・メチトフ

彼とは昨年アルマティでお会いしていましたので連絡先を知っていました。

ユーリー氏とスポーツパラスで待ち合わせ。1961年の竣工です。

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ユーリー氏曰く、当時周辺環境に合わせて高さを抑えて設計したようですが、

現在周辺に高層建築が立ち並び、景観をぶち壊しだそうです(写真では見えませんが)。

彼の写真をシルクスクリーンにするとの事でとある大学の図書館にようなところに連れていかれました。

しかし彼はいつお会いしてもユーモアに溢れたな方ですね(笑

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図書館内にあるスタジオ。天井も高く大きな開口部で緑に囲まれ快適です。

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私が日本人だと知ると、先生のような方が話しかけてきて、

トビリシの日常を松尾芭蕉の俳句のように撮って表現した写真集を見せてくれました。

ロンドンで購入若しくは出版されたようです。

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この日はユーリー氏へのメディアインタビューもありました。

ついでに私の写真も撮っていました。掲載されることはないでしょうけど(笑

 

その後、ユーリー氏らと別れスタジオを後にし、建築を見てきました。

前回の旅で見れなかった建築を主に掲載していきます。

 

National Archives of Georgia

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Trade Union Cultural Center(1971-73)

フェンスで仮囲いされていますので解体されるのかもしれません。

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Former Engineering and laboratory building of the Ministry of Rural Construction(1977)

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こちらは建設年数が分かりませんがおそらく1974–1976 だと思います。

あの有名な複数の棟がブリッジで連結されているものと同様の建物です。

それが見たかったのですが、バスを目的地からかなり手前で降りてしまい見れませんでした。

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そこから近くにあるアパート(1974–1976)

裏側から撮った写真が有名ですが、斜面地で登るのが大変で断念しました。

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Vazha-Pshavera通りより北側は斜面地で、かなりの高層のアパートがソビエト時代から建てられています。

あの当時交通機関は殆どバスだったでしょうから行き来は大変だったのではないでしょうか。

街への眺望はすごくいいと思いますが。

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途中で見かけた建物。

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こちらは新しい建物ですが、おそらくソビエト建築で改修されたものではないかと思います。

アルマティにも見られるようなマルセル・ブロイヤーを彷彿させる建物ですね。

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その後、宿泊先に帰る途中立ち寄ったカフェ。

2年前も訪れ、wifiのパスワードは変わらず自動的に繋がりました(笑

ジャズが流れ非常に落ち着いた雰囲気で一番好きなカフェです。

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翌日は、さらに北の方へ。

宿泊先の近くで見かけた鉄骨の屋根。凝ってますね。ケーブルでも支えています。

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バスでずっと北の方に行くと見えてきたのはこの建築。

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Tbilisi Archeology Museum(Tbilisi Archaeological Repository)

建設は1980年代後半です。現在は廃墟。手前に見ますのはSaint Nino Monument。

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小高い丘に建立されていますので非常に目立ちます。

写真で見るとスケール感が分かりませんが、予想以上に非常に大きいです。

まさしくソビエト建築といった様相です

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間近で見るとその巨大さ重厚さに圧倒されます。まるでスフィンクスのようです。

これを見ていると日本人はどうあがいても敵わないですね。

何となくパルテノン神殿を訪れた堀口捨巳のような気分でした(笑

現在廃墟で内部には入れません。階段部分を登って入口の方までは行くことが出来ます。

その上部部分の巨大な梁がまたすごい迫力です。

建物の後ろ側にも円形状のような部分があるのですが、行きませんでした。

今回最も見たかったのがこの建物でしたので見ることが出来てよかったです。

 

さてこの丘から街の方を見渡すと向こうに見えるのがこの建物。

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何かしらのモニュメントのように見えます。

ジョージア人の友人が教えてくれたのですが、The Chronicle of Georgiaでモニュメントです。

http://episodesoftheroad.com/ourtrips/georgia-with-pegasik/item/19-chronicle-of-georgia

 

次回またトビリシを訪れる機会があればぜひ訪れてみたいですね。

 

翌日は前回も行きましたムタツミンダ公園へ。

その途中で見かけた建物。

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ムタツミンダ公園へはケーブルカーで登っていきます。

頂上には1938年に建設されたソビエト時代からレストランもあります。

レストランの写真は撮っていないですが、眺望は非常に素晴らしいです。

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以前紹介したイタリアの建築家マッシミリアーノ・フクサスの設計した建物が見えます。

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ここから高松伸が設計したビジネスセンター(2007年竣工)が見えます。

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ここから下っていきますと前回も紹介した聖ダビテ教会(パンテオン)があります。

ここにはジョージアの著名な方々のお墓があります。

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スターリンの母親のお墓もあります。

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トビリシにおいて最も聖なる場所ですね。

 

そこから街中を見ていると、かなり遠く向こうにに見える建築のようなものに気付きました。

(この写真は後日別の所から)

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写真真ん中に巨大なコンクリートの塊のようなものが見えます。

ネットで調べても出てきません。病院の近くだというのは分かったのですが。

次回どんな建築かが分かれば訪れてみたいですね。

 

翌日はナリカラ砦に向かいました。

リケ公園のケーブルカー乗り場に朝10時過ぎには到着したのですが、

予想以上に観光客(特にアラブ系)が多く、30分以上待ちました。

 

公園から望む平和橋。

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ここから高松さんのビジネスセンターも見えます。

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工事中のコンクリート壁と手摺。日本ではそうみられないですね。

日本だとほとんどがフラットバーで構成されていて均質すぎて退屈ですね。

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ケーブルカーから見たトビリシの街並み。

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頂上の眺めは最高ですね。いつ来ても心地よいです。

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そこから少し下にあるカフェにて一休み。夏期のみオープンだそうです。

確か前回来たときはやっていませんでした。

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手摺から突き出たテーブルで休憩。

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峠を下りますと、歴史地区になります。

数多くの観光客がいます。日本人の旅行者にも初めて会いました。

アバノトウバニのすぐ横にあるモスク。前回も改修中でしたが未だに変わらずですね。

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そしてそのアバノトウバニ。

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市内にありますシナゴーク。前回は通りかかっただけでしたが今回は内部にも入ってみました。

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いくつかのトビリシの現代建築。

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アルマティの建築と比較しても施工の精度が非常に高いですね。

 

ジョージア技術大学。おそらく1922年ですね。

古典主義の様相を帯びた伸ばしたようなシリンダー系の正面が印象的ですね。

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そして最後にはやはり、Bank of Georgia headquarters。これは外せません。

いつ見ても身震いがしますね。

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空港に行く途中バスから見た建物。ソビエト時代のアパート建築です。

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空港近くのモニュメント。

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空港に設置されているモザイク。

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市内の街頭で売っている古本市場でジョージアのソビエト建築の本を手に入れました。

タイトルは「Архитектура Грузии」。1976年の出版です。

他にもかなり分厚いジョージアのソビエトモダニズム建築の本を見つけたのですが、

次の日来るからと言って、翌日行くとすでに売られていました。。

1976年出版ですのでモダニズム建築は少なく、むしろ古代からの建築の方が多いですね。

スターリン以降の古典主義建築も数多く掲載されています。

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さて、短い滞在時間でしたが、非常に有意義な旅でした。

前回街中をかなり歩き回っていたので、大体憶えていました。

トビリシ市内はサービスもよいですし食べ物はおいしいし、やはりまた来たいですね。

最後はいつものハチャプリと非常に貴重なジョージアワインで。

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フランスの建築家・歴史家のジャン=ルイ・コーエン氏の講演がアルマティにて、

フランス大使館の主催にて6月26日、27日と計3回行われ、すべて行ってきました。

https://en.wikipedia.org/wiki/Jean-Louis_Cohen

 

初日はカザリアン・アートセンターというギャラリーで開かれ、講演内容は「アーバン・ユートピア」について、

主にコルビジェの建築やスケッチに関するものでした。

http://sxodim.kz/almaty/event/vstrecha-s-zhan-lui-koenom-i-fotoproekt-urban-utopias/

写真はカザリアン・アートセンターに展示されている屋外アートと一階展示室。

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私は一番前の方に座っていたのですが、講演前にコーエン氏が私の隣に座り、

そのおかげで彼と話すことができました。

以前黒川紀章の事務所で働いていたことを話すと、アスタナのプロジェクトかと聞かれ、

いやその後のアルマティのプロジェクトだと説明しました。

彼は八束はじめ氏と友人だと話し、みかん組のマニュエル=タルディッツは彼の生徒だそうです。

その後講演は始まったのですが、私はてっきりフランス語か英語でやるものだと思っていたのですが、

全編ロシア語でした。

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ロシア語でしたので90%分かりませんでしたが、今まで見たことがないコルビジェのスケッチが出てきまして

非常に興味深かったです。

コーエン氏が関わった、以前にも紹介しました「The Lost Vanguard: Russian Modernist Architecture 1922-1932」を持っていきましたので

フランスの大使館関係者の方が講演後私の本を手に取って紹介していました。

 

講演後、アルマティの建築家とアーティストと談笑するコーエン氏。

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その後、彼と会話することができまして、先の本にサインをいただきました。

彼がサインをしている時に私と一緒に撮った写真を写真家に送ってくれないかとお願いしたのですが送ってくれませんでした。(一応ネットで見つけました)

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2回目の講演は、同日の夕方5時からSIGS Spaceという違う場所で行われ、

講演内容は「未来都市に関する簡単な歴史」に関するものでした。

ルネッサンス時代から、近代までの様々な都市計画が紹介されたのですが、

17、18世紀辺りのフランスの都市計画や1900年代初期のアメリカの都市計画のプロジェクトは初めて知りました。

もちろん、メタボリズムの都市計画やアーキグラム、アーキズーム、1960年代のソビエトの都市計画も紹介されました。

そこで彼がちょっと面白い発言をしまして、個人的には非常に重要な発言だったのですがここでは内容は控えておきます。(以下の写真についてではありません)

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27日は、「ソビエト建築の遺産」というテーマで講演が行われました。

こちらは事前に登録が必要でしてロシア語で登録を行い参加してきました。

https://almaty-urban-re-hub.timepad.ru/event/345627/

個人的にはこの講演に最も興味がありまして、ロシア構成主義の現在の姿を見ることができました。

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ご存知の通り以前解体予定であったシューホフのラジオタワーは保存が決定されました。

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日本の日土小学校に関しても話していました。

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メーリニコフのルサコフ労働者クラブが改修され、側面部分に窓ガラスが付け加えられたのは初めて知りました。

講演後いつものように質問タイムがあるのですが、彼がちょこちょこ私の方を見てきました。

先のレクチャーでは英語で質問をしたのですが、今回は控えておきました(笑

 

これらの講演の前か後かは分かりませんが、インタビューがいくつか行われたようです。

https://kapital.kz/gosudarstvo/51478/zhan-lui-koen-v-lyubom-gorode-mozhet-gospodstvovat-libo-vlast-libo-rynok.html

 

講演後、コーエン氏に挨拶をいたしまして、何かを呟かれました。ここでは秘密にしておきます(笑

本当に実現すれば非常に面白いのですが。

また彼のレクチャーがあればぜひ参加したいですね。日本語で質問できれば一番良いのですが(笑

 

 

 

ものすごい久しぶりの更新です。

実はここ2ヶ月ほどブログにアクセスできませんでしたが、最近アクセスできるようになりました。

これからも更新したいと思います。

大学院時代の恩師、福田晴虔氏のサイト「ウルボロス建築妙」に、先生のご好意によりリンクさせて頂きました。

http://www.geocities.jp/shape_of_ouroboros/index.html

ますます書かねばと思っております。

 

本を幾つか購入しました。

SOVIET MODERNISM: 1955-1985

http://www.curatorialproject.com/books/sovietmodernism195585.html

1955年から1985年までのソビエト時代のモダニズム建築を紹介したもので、

カザフスタンの建築も幾つか紹介されています(ブログでは未紹介)。

ウェブサイトから幾つか画像を掲載しますと、

目玉はなんと言ってもこの建築でしょうね。

グルジアのトビリシにあるMinistry Buildingで、1977年作です。

5年ほど前、、こちらのサイトにて紹介されたのですが

http://englishrussia.com/2006/10/15/strange-soviet-buildings/

この当たりからかなり知られてきたような気がします。

この建築については後ほどブログにて書きたいと思います。

2つ目の本は、「СУПРЕМАТИЗМ и архитектура」、日本語で、「シュプレマティズムと建築」です。

建築だけでなく、絵画やインダストリアルデザインの写真が数多く掲載されています。

おそらく日本では入手できないでしょう。

 

この本を探している際に、このような本も見つけました。

タイトルはおそらく、合理主義とフォルマリズム、だと思います。

興味深いので見つけ次第購入したいと思います。

そして最後に購入した本が、

РЕПРИНГ.  СОВРЕМЕННАЯ АРХИТЕКТУРА 1926-1930

 

 

 

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その当時モスクワで発行された雑誌が、復刻版となって再出版されました。

正直ものすごく高かったですが、今購入しないといつ出来るかわからないので、その場で悩んだ挙句購入しました。

レオニドフやヴェスニン兄弟、ギンスブルグなど当時を代表するロシア構成主義建築家の作品だけでなく、

コルビジェやミース、バウハウスなどの作品も掲載されています。

史料価値としてはものすごく高いのではないでしょうか?

もちろん日本では絶対に手に入らず、研究者が知ると嫉妬するでしょう(笑

色々紹介しましたが、これらを読みながら、カザフスタンの建築を分析したいと思います。

次回からまたカザフの建築の紹介する予定です。

 

また1ヶ月ぶりの更新です。

まったくブログを書けずにすいません。

こちらは4日ほど前から雪が降り積もり、ホワイトクリスマスになりました。

写真は屋外スケート場としては、最も大会標高にある、メデオ

この建築も、ソビエト時代に建てられたもので、去年冬季アジア大会の関係で改修されました。

今日、ネットで「Architecture of the Soviet Uzbekistan」を注文しました。

非常に楽しみです。

ほかにもアルマティ市内の建物を空撮した写真集なども買いました。

さすがにスキャンして載せることはできませんが、構成などより分かるようになりました。

来年もアルマティ市を中心とした建築を紹介したいと思っています。

来年も宜しくお願いします。

The Lost Vanguard

ものすごい久しぶりの更新です。
忙しすぎてなかなか更新できず、すいません。
本屋で、ロシア語の本を見つけました。
(画像は英語版)
見つけて即購入しました。
実現されたロシア・アヴァンギャルドたちの作品が網羅されています。
あのメンデルゾーンのプロジェクトの写真もあります。
それと、ロシア構成主義の建築家の本をたくさん買いました。(もちろんロシア語)
ラドフスキー、ゴロゾフ、クリンスキー、ニコラエフ、ラーザリ・キデキルなどなど。
日本ではまず絶対手に入らないでしょう。
これらを見ていると、時たまアルマティの建築を想起させるものもあります。
(もちろんアルマティの建築がずっと後)
これらを読みながら、もっと分析出来たらなと思っております。

JARA大賞公募展

個人的な告知です。

 

JARA大賞公募展  国際コンペティション テーマ:「美術館・博物館建築を描く」

 

のオリジナル部門にて、大賞と、審査員賞を受賞しました。

http://jara30th.jara-net.com/

審査員が、

出江寛 (社団法人日本建築家協会会長、出江建築事務所株式会社代表取締役)審査委員長

伊東豊雄 (伊東豊雄建築設計事務所)

小倉善明 (株式会社日建設計顧問、元JIA会長、UIA2011年東京大会日本準備委員会〈JOB〉会長)

菊竹清訓 (建築家/工学博士、菊竹清訓建築設計事務所代表、社団法人日本建築士会連合会名誉会長)

隈研吾 (隈研吾建築都市設計事務所)

清水裕之 (名古屋大学大学院環境学研究科教授)

内藤廣 (内藤廣建築設計事務所)

中井進 (社団法人日本建築協会会長、日建設計副社長)

丹羽勝美 (名古屋造形大学大学院教授、株式会社丹羽勝美建築設計事務所)

半澤重信 (建築家、半澤重信研究室代表)

光藤俊夫 (日本アーキテクチュラル・レンダラーズ協会会長、昭和女子大学大学院名誉教授

こういったとても著名な方々を審査員に迎えての受賞ですので、非常に喜んでいます。

大賞作品 「Architecture under the snow mountain

 
私が住むカザフスタンのアルマティ市は、真夏でも雪の積もった天山山脈を望む緑豊かな風光明媚な街で、昔はシルクロードの交易地でもあったが、冬は-20度まで下がり、非常に厳しい気候である。カザフスタンにはイスラム建築からロシア構成主義の建築、遊牧民のユルタまで存在する。この雄大な天山山脈の元、どのような新しい建築が可能か模索してみた。

 

審査員のコメント

伊東豊雄

どこまでが建築でどこまでが自然のランドスケープなのか。厳寒の自然を描きながらこの建築らしきエリアのみは緑豊かな環境が形成されている。手前に描かれているパオや動物がこの建築の不思議さを増幅している。

中井進

天山山脈を食い破って増殖しつつあるとも思われる建築らしきものが厳しい中央アジアの中に立ち上がっている。厳寒の環境をみせるのか、シルクロードの歴史を見せるのか、ミュージアムとしては不明だが、作者が考えたイメージは伝わってくる。バナキュラーでかつ新しい建築が想起されている。

 

審査員賞受賞 「Architecture on the step

私が住むカザフスタンのアルマティ市は、天山山脈を望む緑豊かな街であるが、冬場は-20℃まで下がる厳しい気候である。1991年にソビエトから独立し社会主義から資本主義経済に移行していく中、民族はカザフ人、ロシア人、ウイグル人など120にも上る。ここにはロシア構成主義の建築から遊牧民のユルタまで存在し、ロシア構成主義-メタボリズム-ユルタといった流れの中でどのような新しい建築が成立しうるか考えてみた。

 

審査員のコメント

小倉善明

厳寒の自然の中に緑の未来を夢見るといった表現を評価したい。同じ解説文で2作品が応募されている点が気になるが、あえてこの案を選んだ。抽象的ではあるが、新しい表現とか建築の可能性といった未来を暗示するものを感じとることが出来る作品である。

 

とても光栄に思っております。

 

 

「Architecture of the Soviet Kazakhstan」と言う本をやっと手に入れました。
こちら以前行った図書館で発見したものですが、ネットで調べたところ、アメリカの古本屋にあり、早速注文して手に入れました。
もう1冊、カザフスタンではなく、MOLDAVIAと言う国のも発見しまして、こちらも注文中です。
残念ながら、ウズベキスタンやアルメニア、ジョージアのは見つかりませんでした。
ウズベキスタンのものは是非とも手に入れたかったのですが。。。
 

  

後、ロシアに注文しているのが、
Сто шедевров советского архитектурного авангарда: БИЛИНГВА (русский и испанский)//Las cien mejores obras maestras del vanguardismo arquitectуnico soviйtico」
と言う本です。簡単に訳すと、ソ連の前衛建築100と言うものです。
が、なかなか届きません。。。

  

さて、近くにコリアンショップがあるという話を現地の友人から聞いて、探してみたところ、奇妙な建築の1階にありました。

突き出たキャンチのバルコニーが印象的です。

こちらの路地を進んで行ってみたところ、オランダあたりの建築家がやっていそうなオッとうなるような迫力の集合住宅がありまして、

その先に広場に佇んでしまいました。

なんかもう、見つけてしまったって感じでしたね。

購入したカザフの建築の本を読むと、そっくりなスポーツ学校の立面図の図版がありまして、おそらくそれではないかと思います。

竣工は、この本が出版されたのが1987年ですから、これより少し後ではないかと思います。

  
突き出すボリュームのシンメトリーは、以前書いたkaz gu大学もそうですが、ロシア構成主義のリシツキーのプロジェクトを髣髴させます。


(画像はネットより)

  
配置はこの通りです。中庭があるようですね。(画像はGoogleより)

 

日本の建築家、磯崎新の北九州市立美術館、水戸美術館、ロサンゼルス現代美術館を髣髴させます。

(画像はネットより)

  

建物の前は大きな広場で、その前にグラウンドがあり、今までアルマティでは体験してこなかった大きな開放感がありました。
工事中の塀から覗く建築郡は、既視感のあるような奇妙な光景でした。

  

映画、 「Tykho Moon」の1シーンを思い出しました。
月曜、火曜と代休をもらい、図書館に行ってきました。
 
言葉が通じないので不安でしたが、大丈夫でしたね。
 
月曜は、「Republican Scientific and Technical Library」というところに行ってきました。
 
こちらは全く知らなかったのですが、友人に教えてもらい、行ってきました。
 
建物は古いもので、図書館と言う機能よりは、ただ古いこちら特有の建築でした(写真なし)
 
日本の建築雑誌(a+uやJA)があり、非常に良かったです(ただし新建築はなし)
 
他にも、イギリスのArchitectual Record やArchitectual Review、フランスの雑誌もありました。
 
ロシア構成主義の本探したのですがなく、聞いたところ、アバイ通りの図書館にあるとのことでした(下記の図書館)
 
色々探し出し、幾つかコピーして帰りました。
 
 
今日は、「National  Library of the Republic of Kazakhstan 」に行ってきました。
 
こちら入館許可証を作らなければならず、結構てこずりました。
 
こちらオフィシャルサイトより
 
思ったよりもモダンでビックリしましたが、建築用の部屋は小さかったです。
 
開架書庫に1冊の大判のロシア構成主義の本を見つけ、読んでみると、見たことも無いプロジェクトの図版を見つけました。
 
ロシア語のため誰なのか分かりませんでしたが、このときかなり興奮しましたね。
 
しかも、レオニドフの「重工業省コンペ案」の豊富な図版や、ギンスブルグの、ドム・ナルコムフィン(コルビジェが、ユニテ・ダビタシオンにおいて参照したといわれている)の
 
断面模型などもあり、資料としてかなり優れたものでした。
 
 
勝手に書棚を見ていると、「Architecute of the Soviet Azerbaijan」と言う本を見つけました。
 
ちょうど私が探している時期の建築が多数記されており、ぱらぱらめくっていたところ、受付のお姉さんに注意され、
 
どうやら立ち入り禁止の閉架書庫のようでした。
 
カザフの建築の本はないかと聞き、色々説明をして(言葉が通じないので、1910~1990とかいてこれが欲しいとゼスチャー)
 
検索したところ、幾つか見つかりました。
 
1冊の大判は、ちょうど私が探している時期のもので、詳しい年代も書いてあるようです(ただしロシア語)
 
これによると、この図書館も1970年代初期に出来たようです。
 
 
もう一つ、アゼルバイジャンがあるなら、カザフもあるだろうと思って検索させたら出てきました。
 
みると、かなり詳しく書いてあります。(もちろんロシア語だが、少し英語も併記)
 
年代、設計者、そして集合住宅は平面図など、よだれが出そうなものでした。(以前ブログに書いたサイレンのものも掲載されていた)
 
友人の建築家曰く、アルマティの建築をまとめたものは無いと言ってましたが、これで十分ですね。
 
出版は1984年くらいでした。
 
ウズベキスタンのものもないかと探しましたが、残念ながらありませんでした。
 
 
ちなみに余談ですが、モスクワ建築大学で勉強した方と知り合いなのですが、
 
その方によると、コールハウスが、モスクワに訪れた際、ロシア構成主義などの資料をごっそり集めていくのだそうです。
 
なるほど、あのマニエリスティックさはここから来ているのね、こちらの中央アジアの本を見つけると狂喜乱舞するんじゃないかと、ふと思いました。
 
 
 
 
個人的に今一番知りたい建築があるのですが、
 
 
入口にセキュリティーがいて、何か国際機関のようで、写真も恐る恐る撮っています。
 
偶然地あるカザフのサイトを発見し、それによると1971年完成のようです。
 
 
この建築に関しては、どの本にも書いておらず、誰が設計したのだろうと調べている最中です。
 
1階はピロティ(現在は改修で壁になっている)、水平の連続した窓、ブリーズ・ソレイユ
 
完全にコルビジェのスタイルですね。
 
一番上の湾曲した屋根を見ると、コルビジェのシャンディガールを髣髴させます。
 
 
 
2週間ほどたちましたが、新年明けましておめでとうございます。
色々と忙しく、中々ブログが更新できませんが、本年も宜しくお願いします。
この間、 「モスクワ 1890-2000」 と言うロシア語の建築本を買いました。
ロシア語なのでよく分かりませんが、もちろん構成主義の建築も掲載されています。
こちらの建築といい比較になるかなと思い、見つけて即購入しました。
未だにあちこち時間を見つけては、街を歩き回り、建築の写真を撮っていますが、
今は冬ですので、あんまりいい写真は撮れないですね。
さて今回、2つの集合住宅を紹介しようと思います。
1つは、最初のブログにも載せた
ツムという広場のすぐ近くにあり、圧倒的な存在感です。
竣工は1970年代で、今の所正確な年代は個人的に分かりません。
モスクワの建築プロジェクトのようで、ウズベキスタンの首都タシケントにも似たようなものがあるそうです。
(つまり設計はアルマティで無く、モスクワで行われている)
2枚目のの写真を見れば分かりますが、全てプレキャストコンクリートです。
フルシチョフ時代は、集合住宅をたくさん製造しており(いわゆるフルシチョフ様式)、こちらアルマティにも数多く(と言うよりもほとんど)存在します。
実際のところ、中は見ていないし、図面は無いので、構造形式は分からないですが
デザイン的には、ブロックを積み上げたようなデザインで、現在、コールハウスなどのオランダ系の建築家がここ3年くらいこのようなデザインをしてますね。
彼らよりもかなりはやく先駆けて、このようなコンセプトがすでに行われています。
もちろん、1967年にアビタ67と言うユニット住宅がすでに存在していますけどね。
もう1つ興味深い集合住宅があります。
サイランと言う、アルマティ市内の湖畔に佇む建築です。
夏は天山山脈がよく見え、気持ちが良いです。
この湖畔の近くに聳え立つ、この集合住宅の建築
いや~、あまりの異様さにビックリしましたね。
1988年から1992年にかけて完成だそうです。
「Kaz Gor」 というカザフの建築部門の設計だそうです。
リカルド・ボフィールのアブラクサスを髣髴させますね。
もちろんこれもプレキャスト・コンクリートです。
反対側に一部増築部分があります。
バルコニーを見ると、1970年代中期に流行った、カプセルアタッチメント建築を思い出しますね。
もしかしたら、その流れからこのデザインがきたのかもしれません。
とにかく、なぜ湾曲しているのか、シンメトリーなのか、さっぱり分かりません。この軸線の先には何にもありません。
それゆえに余計不気味です。
ちなみにサイラン湖の反対側に、大きなバスステーションがあります。
これもスゴイ迫力なんですよね。特にこの大屋根。
こちらはおそらく1985年竣工で、設計はAGG(Almaty GiproGor)という、公的機関の設計です。
AGGと先ほど出た「Kaz Gor」 は建築設計において、1980年代くらいから敵対関係にあったようです。
真冬だったので、湖畔から望む写真が撮れなかったのが残念です。
夏になったら、また撮りたいと思います。

最初、カザフに来た時、街の中の建築を見たとき、おぉ~っと思ったのですが、

やはり、ロシア・アヴァンギャルドの影響があるのかなぁ~と思いながら見ていました。

 

それは、古い建物に限らず、ここ10年で出来たであろう新しい建物にも、何かしら影響があるのではないかと感じながら見ていました。

 

新しい建物に関して、マテリアルや、施工レベルなど、問題は多いのですが、

それとは別に、ヴォリュームの構成方法にて、

直方体のマスボリュームに、円形のヴォリュームを組み合わせている建物が実に多いのです。

 

半年ほど前、本屋で、とても興味深いある建築の本を見つけました。

内容は、何かしら建築のボリュームの作り方など、多数の模型や、切抜きの絵など、図版がたくさんあります。

ロシア語で全く分からないのですが、どう見ても明らかに、ロシア構成主義の手法です。

スタッフに聞いたところ、これは建築学生の教科書でした。

なるほど、学生時代からこのようなボリューム構成のやり方を学んでいるのだなと感じました。

 

アルマティにある現代建築は、基本的にあまり面白くないのですが、

昔の建築は、非常に興味深く、ロシア構成主義を拡張させたような建築が数多く存在します。

むしろ、コールハウスやMVRDV等が行っている手法が、すでにここには存在していたと言っても、過言ではないかもしれません。

そういった意味で、こちらカザフや、中央アジアの建築を紹介したいと思い、ブログを始めました。

 

それともう1つ、

半年ほど前、youtubeにて

黒川紀章 – 建築と初恋に燃えた日々」という動画を見ました。

http://www.youtube.com/watch?v=jNnKQKV8nZ0&feature=player_embedded

これを見た限り、黒川は、ロシア建築、とりわけ、工場生産住宅に多いな影響を受けたようです。

1959年、黒川紀章は、ソビエトの、サントペテルスブルグにて世界建築学生会議に出席したようですが、

その際、ロシア建築から大きな示唆を得たのではないかと考えています。

 

メタボリズム 一九六〇年代-日本の建築アヴァンギャルド」 八束はじめ+吉松秀樹著

プレ・メタボリズムとポスト・メタボリズム」の項において、

黒川紀章の「農村都市計画」(1960)と、パブロフ兄弟」の「レニングラード学生コミューンのプロジェクト」(1930)の類似性を指摘しています。

そして、ポスト・メタボリズムとしての「ノマド」と、ロシア・アヴァンギャルドの中央アジアにおけるその後の展開について、興味深いことが書いてあります。

実際に、ここカザフを含む中央アジアにはノマド(正確にはユルタ)が存在し、

ロシア・アヴァンギャルド-メタボリズム-ノマド

といった流れの中での建築を考えてみたいと思ったのが、このブログを書くきっかけの一つです。

 

 

 

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